m:PETAの開発-1
東京デザインマーケット応募~展示会出展~商品化~メディア掲載~TV出演~
販売した例を紹介します!!のログ
2011年8月
東京デザインマーケット2011の案内が届いたので、斬新なテープカッターを
考案し応募することにした。
課題
1片手で切れる
2邪魔にならない、目障りでない
3シンプルで自分の欲しいデザイン
◼︎アイデア・デザイン
使っている机がスチール製なので「貼って使う」こを直ぐに思いつきました。
構成は太巻テープと刃部でそれをどのように配置するかを考え、スケッチブックにいくつかアイデアを描いて、決めた案を図面化~三次元にし検討する。
◼︎市場調査
市場にある商品、特許を調査しました。
ネットで調べると、貼っておいて使う時に手にとって使うものはありましたが貼ったまま使うものはなかった。
特許庁のホームページで先行技術を調べるといくつか見つかりましたが、特許登録されていなかった。
◼︎東京デザインマーケットに応募
使えるテープは太巻専用とし、ネットで吸着用のマグネットを探して「大x1」「小x3」の組み合わせで使う。
CADで組図を描き、3DCADで三次元モデルを完成させました。
機能的には未完成でしたが、デザインコンセプトとして東京デザインマーケット2011に応募した。
「応募フォーマット」に提案詳細を記入し、レンダリングした画像を添付
2016年9月
〜審査通過〜
◼︎コンセプトモデル製作
審査を通過したので東京ビッグサイトに展示するコンセプトモデルを製作します。
組図から単品図面を起こし、製作用三次元データ作成。
使えるようにしたかったのですが、時間がなく刃はダミーです。
今回は最終商品でなくてもコンセプトで良かったのでこれで発注します。
◼︎コンセプトモデル発注
ネットで探しデザインモデル専門業者に見積もりを取りましたが、とても高くて困りました。
視点を変えて、金属加工の会社を探して電話してみると、すんなり受けてくれ、価格も手頃でした。
■デスクサイドに貼り付けた状態
■刃部はダミーで切れません
■マグネットだけなので本体は下に滑ります
◼︎東京デザインマーケット2011出展
2011年10月26日東京ビッグサイト(産業交流展内)
「テープカッター」と「額吊金具」を応募し二点とも審査を通り出展しました。
■テープカッター展示台は市販のブックエンド
■説明用のパネルも制作
■デザインの営業用のパネルも制作
◼︎商品化
東京デザインマーケット2011で試作品(コンセプトモデル)を展示し、反応も良かったので商品化決定。何より自分が欲しかったので・・・。
課題
① 切れる刃を付ける ② 滑って落ちない構造を考える ③ 売れる価格にできるか?
試作1・・展示会出展モデル
試作2・・滑り止めにノンブレンシートx3装備。刃は市販品を付ける
(東京インターナショナルギフトショーに出展)
製品 ・・滑り止めにシリコンゴムx3に変更。刃はワイヤーカット手曲げ。
安定性向上のためシリコンゴムの装着位置を外に広げる
リールとキャップを1部品に
東京インターナショナルギフトショー2012春
試作2を出展。アルミ色だけだと目立たないので、赤・金を製作。この展示会がTV出演につながる
最終三次元データ
最終組図面
細部指示書
◼︎商標登録
商品名は「PETA」で開発してきましたが、商品化の前に発明協会に行き確認しました。すると、文房具に「PETA」という商標が登録されていたので「m:PETA」に変更しました。
mはメタル/マグネットのmです。
量産 : 数量が少ないので机の上で自分で組み立て